唾ミサイル 2020 8 1
2020年7月31日の報道では、東京都において、
新型コロナウイルスの新規感染者の数が、
過去最多を記録したという。
これに対しては、
多くの人が「なぜだ」という思いでしょう。
今では、マスク着用や手洗い励行が徹底されているのに、
それでも、感染者の数が急増しているのは、なぜだ。
実は、大きな「抜け穴」があったのです。
私は、5月10日に「唾」の危険性について書きました。
重要なことなので、誇張して書きました。
実は、会話をしながら食事をすると、大量の唾が飛ぶのです。
ましてや、酒を飲みながらになると、
唾が「ミサイルの打ち合い」のように飛び交うのです。
このような唾には、大量のウイルスが含まれています。
対策としては、過去に何回か書いていますが、
対面ではなく、斜め向かいで座ることでリスクが軽減できます。
もちろん、カウンター席ならば、さらにリスクが軽減されます。
このようなことは、中高年の人は自然とできるでしょうが、
若者には、無理があります。
年齢的に、濃厚な人間関係を求める年ごろなので、
食事の時に、4人掛けの席に4人で座って、会話に熱中すると、
段々と距離が詰まってきて、
相手の顔に「唾ミサイル」を大量に打ち込んでいるような状態になります。
このような座り方では、4人ともフェイスシールドが必要です。
フェイスシールドを上手に使えば、飲酒も飲食も可能です。
マスクもしていた。
手洗いも、まめにやっていた。
でも、友人と食事をした時に、
つい会話に熱中してしまった。
この時は、マスクをしていなかった。
これが「抜け穴」となりました。
ウイルスは、正面玄関からは入ってこない。
抜け穴はないかと探す。
新世界から 2020 5 10
(途中、省略)
時は2030年、当時、若者だった中年は、
「昔は、居酒屋で、唾を飛ばしながら、議論した」という。
今の若者は、「ずいぶん危険なことをやっていた」と思う。
今の技術では、その唾に、ウイルスが200万個以上も検出されていて、
話ながら唾を飛ばす行為は、政府が指定する「禁止行為」になっている。
(以下、省略)